GTO 〜フェラーリはこんなにぶさいくじゃない!〜

 

 三菱というメーカーは不思議なメーカーである。
 何故、
スポーツカーをここまでかっこわるく作ってしまうのだろう・・・と常に自分は思ってしまう。

 しかし、その味が三菱らしさなのかもしれない。
 きっと、三菱がR32スカイラインGT-RやRX-7、NSXを出したとしても、たぶん売れなかっただろうと自分は思うのだ。
 
三菱には華麗なデザインは似合わない!(爆)
 三菱のクルマに必要なのは
派手さと無骨さなのである。

 そう思ったとき、もっとも三菱らしさを表現したクルマがこの
GTOである!!


三菱 GTO

 

 スタリオンの後継車種として三菱がGTOを世に送り出したのは奇しくもバブル狂乱絶頂期とも言える平成2年10月のことであった。GTOは三菱らしさを全面に押し出していた。
 シャーシベースは税法改正により3ナンバーブームを巻き起こしたディアマンテ。
 何のことはない。
ベースは普通のセダンであったのだ。
 スポーツカーの常套手段である車重は可能な限り軽量に・・・なんて、
最初から無視!!(^^;)
 でかければ良いとしか言い様のない1840mmの全幅と1.7tの車重を誇っていた。

 しかし、三菱はこれだけで満足する訳はなく・・・

 さらにV型6気筒3リッターツインターボエンジンをGTOにむりやり押し込むという手段に出たのであった。(^^;)
 エンジンルームなんかそんなにでかくないのにである。
 しかも、このエンジンはデビュー時には280馬力エンジンの中でもっとも高い最大トルクを発生させていた。
 その数値は42.5kgm!!

もう、戦車と変わらんよ、それ・・・(笑)

 また、当然ながらV6の場合は片バンクに1個ずつタービンが装着されるのが普通である。
 これがまだ、車体の中央にエンジンが存在するミッドシップやエンジン縦置きのFRならまだ良かったのだが、当然ながら、ディアマンテの基本はFFである。
 フロントのオーバーハングにはこれでもか!というぐらい重量物が存在することになってしまい、結果的にその代償として、フロントタイヤ両輪にかかる荷重はなんと1tを超えてしまうのであった。(^^;)

 さらに三菱お得意の4WDシステムをGTOに搭載した。

 う〜ん、これでは当然のことながらスーパーアンダーステアマシンである。
 ちょっとした峠道でも曲がることすら苦労してしまう・・・

しかし、ここからが三菱の本領発揮であった!(笑)

 テクニックで曲がらないのなら、クルマの方で勝手に曲げてしまえ!!と言わんばかりのハイテク技術を満載!!
 不均等トルク配分によりリヤ寄りに駆動配分をし、さらに4WSも搭載。
 さらに走りとはあまり関係ないのだが、バブル期のクルマらしく排気音を調整できるアクティブマフラー、速度域によっていきなり作動するアクティブエアロなど、まさにここまでくるとクルマなのか戦車なのか訳がわからなくなってくる装備満載である。

 そして、スポーツカーらしい外観を与えるべく、ガルウィングと並ぶ
男の夢リトラクタブルヘッドライトも搭載!!

このあざとさはさすが三菱としか言いようがない!(爆)

 デザインモチーフ自体はどうもフェラーリをイメージしたっぽいのだが、やはり三菱!!
 フェラーリはこんなにぶさいくではないぞ!!(^^;)


 しかし、三菱もしばらくたってから、この事に気が付いたらしい。
 GTOはいきなり
フェラーリチックカーから離れていき、悪の王道を突っ走るのであった。(^^;)

 マイナーチェンジでリトラクタブルヘッドライトからプロジェクター方式の固定式ヘッドライトへの変更、超扁平17インチホイールの採用、デザインの小変更でいきなり本性を表すこととなった。

その顔つきの怖さは恐らく日本車随一であろう。(^^;)

 さらに三菱はこれに怠ることなく、さらに悪の王道を邁進し、日本車初の18インチホイール採用、社外品かと見間違うかのようなど派手なエアロフォルムを身にまとって現在に至るのであった。

 その悪の度合いをわかりやすい例?で表せば、NSXとGTOを比較したときに、仮にテレクラで知り合った女の子がNSXの助手席に乗ってきてもヤレるとは限らないが、GTOの助手席に乗ってきたらヤレるというぐらい違いがある!(爆)

 君も自らをアウトローに見せたい、俺は悪になるぜ!!と思っているのならGTOに乗ると良い!!

しかし、覚悟は必要だぞ!!
きっと、それぐらいGTOは君を選ぶだろう・・・
君がふさわしい男かどうかを・・・

 

 

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